フーチングレス擁壁(フーチングレス・パネル工法)

▶設計施工協力:株式会社コクヨー

フーチングレス・パネル工法の概要

 

フーチングレス・パネル工法は、自立式の擁壁工法です。

名称の通り、フーチング(底板)が無い構造なので、施工時の自由度が高く、従来のL型擁壁では施工できなかった様々な場所(下記特徴参照)で施工可能な工法です。

φ600〜700mm 深さ 2900mm以上の柱状地盤改良体にφ165.2〜267.4mmの鋼管を地上に突出させて建て込み、センターに穴のあいたコンクリートパネルをその鋼管にセットして自立式擁壁を築造します。

※2021年2月、技術審査証明を取得しました(株式会社コクヨー)

フーチングレス・パネル工法の特徴

▶▶特徴1 掘削幅の取れない現場で有効です。

L型擁壁にはフーチング(底版)があり、既設構造物等の障害物があると、施工できませんでした。また将来、下水管等を埋設する場合、フーチングが邪魔になってしまう場合もありました。フーチングレス・パネル工法なら、道路下占有空間が確保できます。


▶▶特徴2 地盤のあまり良くない現場では経済的です。

L型擁壁では、地盤支持力が不足している場合、基礎杭打ち込み等の地盤改良をしなければいけません。本工法は、柱状地盤改良体に鋼管杭を建て込み擁壁化するため、N値3以上の地盤で施工できます。


▶▶特徴3 狭い場所での施工が可能です。

パネル1個が最大770kgなので、今まで大型重機が入れなくて施工できなかった現場に最適です。


フーチングレス・パネル工法の施工手順

1. 床付・杭芯位置出

2. 柱状地盤改良体築造


3. 鋼管建て込み

4. 均しコンクリート打設


5. パネル取り付け

6. 中詰コンクリート打設


フーチングレス・パネル工法の施工例

千葉県野田市七光台

 施工前

 施工後


千葉県千葉市 西千葉稲荷町線

千葉県千葉市 椿森緑地


神奈川県藤沢市 石川農道

東京都日野市 日野駅