地盤補強工事

2023年

7月

18日

【施工事例】狭い、高低差、ガラ・・施工困難現場での地盤補強工事

地盤補強 地中イメージ
地盤補強 地中イメージ

地盤調査で「地盤補強が必要」との判定が出ると、補強工事の設計施工を検討しなければなりません。

その際問題となるのが、建築現場の施工条件です。

敷地までの道路が超狭い

道路と敷地、あるいは敷地内に高低差がある

地中に、コンクリート瓦礫(ガラ)などの障害物が残っている。・・などなど

 

施工計画に際しては、これらの施工困難条件を克服する対応(工法選択、施工機選択など)をしなければなりません。


01 狭小地での地盤補強工事

計画地への搬入路の幅が1mほどしかなく、通常の地盤補強施工機では搬入困難な場所での施工事例です。

このような場合、カニクレーンという超小型のクレーンと鋼管の打撃装置が合体した、日本に一台しかない「細径鋼管工法」施工機が活躍します。

こちらの現場では施工機の自走距離はそれほど長くなく、万全の品質管理で無事施工を終えることができました。


施工機搬入準備

施工機自走搬入

施工状況

施工状況


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2021年

4月

10日

【施工事例】最も一般的な地盤補強 柱状改良工法

柱状改良工法はソイルセメントコラム工法とも呼ばれ、従前から建築・土木において地盤改良として広く採用されている工法です。

地盤条件に応じた設計の幅の広さから、現在でも小規模建築物の地盤補強として最もよく利用されています。


▼以下は小規模建築物柱状改良(ソイルセメントコラム)工法の施工報告資料・写真の例です。

地盤改良位置図

地盤改良柱状図

施工前状況

BM GL確認


試掘状況

土質確認

ロッド長検尺

攪拌ヘッド検尺


セメント系固化材

プラント設置

杭芯セット状況

施工状況


施工状況

供試体採取

改良位置確認

改良位置確認


杭頭処理状況

杭頭処理後

杭頭レベル確認

空袋確認


残土搬出工

施工後状況

施工データ

一軸圧縮試験


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2021年

4月

01日

【施工事例】究極の狭小地地盤対策 シート敷設工法

【ジオクロス・ユビファ工法】

施工重機を搬入出来ない現場では、「ジオクロスユビファシート」を敷いて軟弱地盤を補強するという選択肢があります。


▶採用例

・旗竿地で重機を入れることが出来ない⼟地

・埋蔵文化財地区で掘削深さに制限がある⼟地

・借地権付き⼟地で地中残存物を残したくない

▶特徴

・施工性が良く短時間施工、低コストな工法です。

・重機を使用しないため、狭い場所や段差のある敷地でも施工可能です。

・解体時の撤去も容易で土中に残存物を残しません。

施工例

1.転圧

2.裁断

3.端部固定


4.固定端部

5.設置完了

6.上層砕石


ジオクロス工法とは -荷重分散効果-

ジオクロス工法は、地盤の元来持つ支持力とともに、シート敷設による荷重の分散効果、およびシートと上下の砕石との摩擦力によるハンモック効果を発現することで、建物の沈下・不同沈下を低減する工法です。

 

短時間で施工でき、施工による騒音、粉塵、振動の発生はなく、地下水や土壌を汚染しない環境にやさしい地盤対策工法です。使用できる建物は木造3階までです。


2020年

12月

01日

【施工事例】RES-P工法 鋼管1140本!

木造平屋建て店舗新築工事の地盤補強で「RES-P工法」を実施しました。

建築面積は740㎡、施工材のパイプ(細径鋼管)は1140本と大量になりました。

RES-P工法の専用施工機で完工まで7日間でした。


下の写真はパイプの打設位置を示す杭芯設置(鉄くぎに荷造りヒモを付けたものを地面に打つ)が終わった時のものです。

この作業に3日かかりました。担当者は立ったりしゃがんだりで膝が笑ってしまうと話してました。

施工材はパイプ(細径鋼管)

パイプ径確認

パイプ厚確認


施工機械

管理装置

パイプ打設状況


杭芯(打設位置)セット

パイプ鉛直確認

パイプ鉛直確認


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2020年

11月

01日

【施工事例】超狭い搬入路を克服!

狭小地や搬入困難地向けの地盤補強工事の事例です。

カニクレーンという超小型のクレーンと鋼管の打撃装置が合体した、日本に一台しかない「細径鋼管工法」施工機です。


この幅の道路を通れる地盤補強施工機はそう多くありません。

小さい施工機ですが、職人さんはテキパキと動いて作業に無駄はありません。

鋼管の施工レベルを確認する工程。

職人さん同士の息はぴったり!


2020年

10月

01日

【施工事例】大量の地中障害物(ガラ)!

住宅の新築現場で、コンクリート破片・瓦礫や木材などの地中障害物が埋まっているということは、首都圏ではそれほど珍しいことではありません。

地中障害物が多い場合は、通常取り除いてから地盤補強工事を行います。無理やり施工しても設計通りの施工位置や施工長が確保できないことがあり不同沈下リスクが残ってしまいます。


当現場は地盤調査で地中障害物が予想できたため、事前準備で丁寧に撤去したあと無事柱状改良工事を行うことが出来ました。なお、建設業界では解体などで生じたコンクリート破片を通称「ガラ」と呼んでいます。

コンクリート瓦礫(ガラ)

木材

フェンスの残骸?

柱状改良無事完工!


2020年

8月

31日

【施工事例】ミニ施工機で小口径鋼管工事

 

通称「ミニユンボタイプ」と呼ばれる、小口径鋼管(Σ-i)工法施工機です。搬入困難な狭小地や高低差のある現場でよく使用されます。

この現場は高低差のある施工地で、土砂でスロープを付けて自走搬入しました。


施工場所は高い位置にあるため、施工機搬入のためのスロープを付けました。

非常に狭い施工範囲ですが、工事は段取りよく順調に進みました。

材料(鋼管)はクレーンによる吊上げ搬入です。


鋼管(2.5m+2.0m)の接続は溶接ではなく、メカニカル継手(パイルフィット)を使用。

鋼管打設時の鉛直確認は、重要な施工管理の一つです。

貫入直前の鋼管先端。4枚の掘削刃とスパイラル状の翼部が特徴です。


Σ-i工法は先端に4枚の掘削刃とスパイラル状の翼部が取り付けられた杭を地盤中に回転しながら貫入させる、住宅などの小規模建築物の地盤補強工法です。Σ-i工法は、高い杭性能を確保する一方で、施工の信頼性・安全性に加えて環境や近隣への配慮など、地盤の補強に必要なあらゆる要素を集大成した工法です。


2020年

8月

20日

【施工事例】狭小地での地盤補強工事

計画地への搬入路の幅が1mほどしかなく、通常の地盤補強施工機では搬入困難な場所での施工事例です。

このような場合、カニクレーンという超小型のクレーンと鋼管の打撃装置が合体した、日本に一台しかない「細径鋼管工法」施工機が活躍します。

こちらの現場では施工機の自走距離はそれほど長くなく、万全の品質管理で無事施工を終えることができました。


施工機搬入準備

施工機自走搬入

施工状況

施工状況


施工機搬入と鋼管打設状況(住居表示にモザイクをかけてます)