ERの地盤調査報告書作成システム

当社は、クラウド型物件管理&調査報告書作成システム「地優陣(じゆうじん)」を使用しています。

地優陣は、(一社)地盤優良事業者連合会が提供しているシステムで、現場SWSデータをスマホで即時確認・即時共有や、地盤判定プログラムなど、独自の機能を有しています。


SWS全自動試験機(ジオカルテⅣ)
SWS全自動試験機(ジオカルテⅣ)
調査報告書内容例
調査報告書内容例

▶現場SWSデータをスマホで確認・即時共有

地優陣のスマホ連動システム(ジバトール)では、調査中のSWS試験データを地優陣サーバーにアップロードすることで、調査員がその場でSWS試験のグラフや数値データを確認できます。

地優陣サーバーにデータと写真がアップロードされると、事務所パソコンやスマホからも閲覧できるので、他の場所にいる関係者と協議しながら補足調査の必要性を協議することができます。

現場写真は、事前にシステム上で撮影項目を設定するので、現地で何を撮影しなければならないのか一目瞭然で、撮り忘れ防止につながります。

 


▶必要な情報を漏れなくミスなく入力する機能

地優陣システムは、報告書に必要な基本的情報および地盤判定プログラムに必要な情報を、漏れやミスがないように入力を促す機能を有しています。以下に地盤判定プログラムの条件となる主な入力項目を示します。

●設計接地圧、設計GL、基礎根入

●表層地質(洪積層 or 沖積層)

●SWS試験データ(補足点データも活用)

●盛土or埋土層及び経過年数

●腐植土層、ローム層

●擁壁の状況(見え高、建物からの距離)

 



▶地優連式地盤判定基準で判定をプログラム化

地優陣システムでは、一次判定としてプログラムによる自動判定を行い、二次総合判定として技術者による妥当性確認・最終判定(手動判定)が行われます。(判定プログラム:特許第6085712号)

プログラムによる計算・判定は、次の各項目について行われ、すべてOKの場合に「地盤補強が不要」となります。

●沈下量

●傾斜角

●支持力

●擁壁

プログラム判定は、迷いのない判定、ブレの無い判定につながり、2018年の11,347件の集計結果では、一次判定の結果を二次判定で変更した割合が5%程度となっております。



▶データ不正入力誤入力防止・監視の機能

調査報告書には現場調査担当者、解析担当者の氏名と住品協資格者番号が記載されるので、SWSデータの不正入力などありえないことですが、地優陣システムでは、データ取込やデータ更新訂正の状況を視覚的に監視する機能があります。

・現場から即時にSWSデータと写真のアップロードが可能

・同一名データファイルの取込不可メッセージ

・データファイル日付と調査日の照合

・データファイル入力か手入力かの見分け

・荷重、半回転数、貫入状況、土質の訂正更新を視覚的チェック

・資格者による承認前の調査報告書提出不可(未承認印字)